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エネルギー&環境領域で活躍する人と知見を繋ぐインタビュー:第8回
シリコンバレーは甘くない?大手電力会社向けイノベーションのトリセツ
今回のゲストは、大手電力会社では異色なキャリアといえる、シリコンバレーでの仕事を経験された方です。文化も価値観も商慣習も全てが異なる日本の大企業と海外ベンチャー企業との協業をどう実現させるか?伝統的な日本企業でのイノベーションの産みの苦しみを、自ら経験されてきたからこそ得られるリアルなお話を聞かせていただきました。
インタビューハイライト ”今回の金言”
- ベンチャー企業に投資・協業する際には、同じ世界観、価値観を共有していることが基本。私達と組んだらこういうサービスを作れる、シナジーが期待できる、というシナリオを主体的に描いて私達の方からアプローチする、というのが基本スタンスであるべき。
- ベンチャー企業側が投資家を選ぶのであり、アピールするのはこちら側。謙虚な姿勢で相手に寄り添い、私達の方から自分達の魅力度をしっかり示さなければ、話も聞いてもらえない。海外ベンチャーからみると、日本はプライオリティの低い市場。
- 大企業としては、やりやすい環境が構築できたのは、経営トップの影響が大きい。電力会社の変革の必要性、電気事業以外の事業も切り開いていくべしと、社長、会長一枚岩でコミットしており、それが私達社員にも十分に伝わってくるので安心感がある。
- 電力会社の保有するグリッドは再エネの接続を制限するようなグリッドであってはならない。分散型電源は、経済合理性があるなら、常にウェルカムと言えねばならず、ただそうしたグリッドを構築・維持することにインセンティブを感じる仕組み作りが必要。
ゲスト概要:
大手電力会社で、通信設備の保守・工事・開発という一般的な業務を担当していたところから、一転、米国に移り、米国の電気事業同行調査からベンチャー企業との協業検討といった稀有な業務をご経験。今年4月に帰国し、現在は本社で新規事業開発を行う。
以下、ゲストのプロフィールならび本文です。
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記事執筆日: 2020年6月12日
執筆責任: GreenTech Labs