カリフォルニアで取り組む蓄電池ビジネス


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エネルギー&環境領域で活躍する人と知見を繋ぐインタビュー:第9回
カリフォルニアで取り組む蓄電池ビジネス

本日のゲストは、アメリカカリフォルニア州で蓄電池を活用したビジネス立ち上げに取り組んだ方です。7年間の現地駐在経験に基づき、アメリカでの蓄電池活用の方向性とその背景、カリフォルニア州での様々な電力事業関連の新しい取り組みなど様々なお話を伺いました。

インタビューハイライト ”今回の金言”

  • 市場を活用した蓄電事業は、リアルタイムの電力卸取引市場に参加しないと絶対に儲からない。一方で、市場の価格を予測しながら、電池残量も適切にコントロールしつつ「良い札入れ」をするのが非常に難しい。
  • カリフォルニア州では、EV充電向けのダイナミックプライシングの実証が進められており、充電料金のコントロールによる需要制御の効果が見えてきた。電力会社としても、デマンドレスポンスを実施するのは手間がかかるため、料金をコントロールすることで需要をコントロール出来た方が楽であり、制度設計もそちらの方向へ進みつつある。
  • カリフォルニアでは、マネタイズ可能な制度・市場が整っており、価値が見える化されているため、スタートアップが多く輩出されているのではないかと考えられる。また、アメリカは制度や市場の設計含め、トライアンドエラーを重ねながら皆で前進して行こうという文化がある。日本もこういった気質を少しずつでも取り入れていくことができれば、スタートアップも増えて、市場も活性化していくのではないか。

以下、ゲストのプロフィールならび本文です。

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記事執筆日: 2020年6月12日

執筆責任: GreenTech Labs